【店主の日記】震災から13年が経ちました

みなさんこんにちは。

2011年3月11日の東日本大震災から13年と2週間が経ちました。改めて震災で亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りいたします。震災後も3年にわたるコロナ禍を経てなんとか営業を続け、お客様やスタッフ、家族そろって無事生活できていることに感謝しております。

毎年震災直後のブログの記事を引用し、私自身も読み返し当時のことを思い出しては防災、減災の意識を高め、お客様の安全を確保する重要性を再確認するきっかけとしております。

いまだに原発の廃炉や処理水の問題が残るなか熊本や能登半島でも大きな被害を出す地震が発生しました。私も2018年に多額の借入をしてお店の耐震工事をし首都直下地震に備えることができました。その後のコロナ禍で資金繰りで大いに苦しむことになるとは想像すらできませんでしたが、、、。とはいえ今年発生した能登半島地震で倒壊した家屋の大半は当店と同等の古民家だったとのことなので東日本大震災をきっかけに耐震補強をしたことは防災上は正解だったと思い返しております。 危機管理とは最も悲観的な事態を想定しそれに備え、楽観的に構えて日常を維持することだそうです。このブログが皆様が自宅や職場で被災したときのことを想定し、身の回りの防災グッズの点検や災害時の避難対策を確認し地震に備えるきっかけとしていただければと思います。

また今後は地震、豪雨、豪雪、疫病の蔓延など多くの危機管理も求められるようになっていくと思われます。いかなる時も正しい情報に基づく冷静な判断で対応していきたいと考えております。

震災の節目のご挨拶として

ステラコリス店主

〈以下 2011年3月11日のブログの転載〉

私、ステラコリス店主はケガもなく無事です。

携帯、携帯メール、一般電話が通じないので、HP上でお客様、スタッフのみんな、私の愛する家族に現時点での安否を報告します。

店内はワイングラス、ワインボトルなどが割れ床に散乱しており、それを片付けております。このまま揺れが収まれば営業は可能ですが、日本国内に多大な被害をもたらし、東京都心に居られる方であってもご親戚やご友人が震災に巻き込まれていることもあるかと思います。ご自宅の状況も心配かと思われますので、本日ご予約をいただいているお客様は当方に連絡なくキャンセルしていただいて結構でございます。

どうかこういうときこそ周囲の人と力をあわせて無事に家に帰りましょう。私はしばらく後片付けをしながら様子を見てどうするか判断いたします。

店主

<追記>

今回の震災で多くのことを学び、考え、心がけるようになりました。この記事は私の安否確認のため関係者に向けとっさの判断でブログに書き込んだものですが、この日この時に芽生えた災害に対する心構えを後々の人生においても忘れぬよう店主の日記として保存することにいたしました。

写真は震災によって棚のグラスやワインが割れた様子 (店主)まし